舘野亘平 | 株式会社ライクバード : 株式会社ライクバード

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MEMBER INTERVIEWメンバーインタビュー

舘野亘平

執行役員・ディレクター

はじめに、ライクバードでの立場と仕事について教えてください。

舘野:職種はディレクターで、役職は執行役員です。

 

ライクバードに参画した経緯を教えてください。

舘野:大学時代は漠然と公務員になりたいと考えており、公務員職をいくつか受験した結果、最初に就いた職業は警察官でした。警察学校での厳しい訓練を6か月間受けた後、現場に配属されたのですが、早々に「これは自分向きではないな」と思い、1年で辞職しました。次はどうしようかと思っていたところ、たまたま新聞に載っていた俳優養成所の記事に目が留まり、「これだ!」と思い、すぐに養成所の研修生になりました。そういうわけで、警察の後は5年間お芝居をやっていました。

聞き手:いきなりドラマチックな展開ですね(笑)

舘野:芝居をやりながら働き始めた会社が、前職の会社です。そこには結局、通算で19年ほど在籍していました。コールセンターの会社で、23・24歳くらいで売れない役者を続けながら契約社員としてオペレーターをしていました。その時の会社には契約社員から正社員へのキャリアパスがなかったのですが、3年くらいたったころ、当時付き合っていた女性が、「正社員と結婚したい」と言うので、転職を真剣に考えました。私は、よく言えば好奇心が旺盛、悪く言えば飽き性なところがあって、電話で話すことにマンネリを感じていて、同じ職場に、マクロ作成やプログラミングができて職場の便利ツールなどを作っていた人がいたのですが、その人に勝手に弟子入りしました。オペレータ業務をせずに、ツール作成などをする立場を確保したわけです。

聞き手:ライクバードはシステム開発の会社ですが、今のお仕事につながる話が出てきましたね。

舘野:VBAが書けるようになったので、プログラミングをもっと本格的にやってみたいと思うようになりました。転職するなら当時興味を持ち始めていたシステムエンジニアになろうと考えて、コールセンターの会社を辞めてシステム会社に転職しました。今でいう、SES(システムエンジニアリングサービス;クライアント企業への技術者派遣)を行っているような会社で、3か月間C言語を学ばせてもらった後、現場に出ました。でも、思い描いていたシステムエンジニアの仕事とは違っていたので、「うちの会社には一人もSEがいないじゃないか!」と思い、すぐに辞職を考え始めました。その頃には、自分は物つくりではなくて、上流の設計工程に興味もっていることがわかったので、現場で9か月間働いた後、プログラマーを辞めて、元のコールセンターの会社に出戻りしました。その頃ちょうど元の会社では、コールセンターの設計や導入するシステム要件定義などの上流工程ができる人材を育成しようという方針に転換しており、私の希望と合致したのです。

聞き手:彼女さんとはどうなったのでしょうか?

舘野:しばらく連絡が取れなくなっていたのですが、元の会社に戻った頃に意を決して電話をかけてみたら、「気になる人ができていた」と言われました(笑)それで結局その方とはお別れしましたが、その半年後に出会った女性が、現在の妻です。前職の会社にはその後約14年間勤めましたが、そこで現在のディレクター職の基礎を作る時間を過ごしました。

聞き手:結果的に良いお話で安心しました(笑) ライクバードに移ったきっかけはどのようなことだったのでしょうか。

舘野:ライクバードにすぐに入社したわけではなく、私の場合は、独立が先でした。前職で手掛けたある仕事を通じて、ライクバードの片岡代表と出会ったのですが、当時のライクバードは代表の一人会社でした。私は独立を考えながらも迷いがある時期でした。その時、独立を後押ししてくれたのが片岡代表でした。その後、片岡代表からライクバードを大きくしたいので、半身でよいから一緒にやらないかと誘いを受け、ライクバードに参画することになりました。

 

ご自身の、ライクバードでの働き方は、どのような感じでしょうか。

舘野:自営している経営コンサルティングの仕事も並行してやっているので、ライクバードでの稼働は0.5人月ほどです。昨年7月からは執行役員も拝命しましたが、自分の仕事と両立する働き方は変わっていません。

聞き手:ご自身ではどのようなお仕事をされているのでしょうか。

舘野:業務改善やチームビルディングなどのテーマで、中小企業の経営コンサルティングをしています。研修を作って実施することなども今後やっていきたいと考えており、現在準備を進めています。

聞き手:ご自身でやっている仕事と、ライクバードでやっている仕事には、関わりがありますか。

舘野:企業の経営コンサルティングをするにあたって、自分自身がライクバードの経営に参画していることは、大きなインプットとなっています。また、ライクバードでは様々な業種や業務、技術の仕事を受託しているので、その意味でも得るものが多いと感じます。

聞き手:ライクバードでは様々な業種や業務、技術の仕事を幅広く行っていますが、それはなぜなのでしょうか。

舘野:ライクバードでは、「多様性」が重要だと考えています。お客様からご相談を受けた時、「今までにやったことのないことだから」という理由でお断りすることはありません。難しいチャレンジになりそうでも、自分たちの成長につながると判断すればお受けしています。逆に、簡単な仕事でも、ライクバードでなくてもできる、自分たちの成長につながらないと判断した場合にはお断りすることもあります。どんな仕事をやっていくのかについては、「ライクバードとしてどうなんだっけ」というのを、メンバー皆でよく議論して決めています。

 

ライクバードはこれからどうなっていくのでしょうか?

聞き手:会社の拡大や新分野へのチャレンジなど、今後に向けた方針や取り組みがあれば教えてください。

舘野:四年後には年商15億円を達成したいという経営計画になっています。サポート事業、マーケティング支援、システム開発の各分野を強化するとともに、事業の柱となる新規事業を立ち上げることが目標達成の重要な手段になると考えています。

聞き手:どのような新規事業を考えているのでしょうか。

舘野:人の生活を豊かにできるサービスを検討しています。技術革新のスピードは大変速く時々刻々と変化しているため、技術基盤として特定の技術に拠ることは考えていません。お客様と仕事をしていく中でニーズを捉え、自社の事業の核となるサービスを創っていきたいと考えています。

聞き手:経営計画達成のためには、人員拡大なども考えているのでしょうか。

舘野:はい。目標を達成していくためには、新しく加わってくれる仲間を迎え入れ、態勢を強化して取り組むことが必要です。

 

今後、どのような方にライクバードに参画していただきたいですか。

聞き手:また、入社を希望する方へのメッセージがありましたら、お願いします。

舘野:ライクバードは、単なるシステムベンダーではなく、お客様の「パートナー」になりたいと考えています。お客様にとって「スルメのようで離せない存在」というのが、狙っている立ち位置です。そのため、メンバーには真摯さとホスピタリティを期待します。私が自営しているコンサルティング事業では、「笑顔で世界を満たす」ということを、私自身の使命として掲げています。これはライクバードでの仕事でも心がけていることで、一緒に働くメンバーと共有していきたい価値観です。

聞き手:ライクバードで仕事をしていくにあたり、必要となるスキルや姿勢はどのようなものでしょうか。

舘野:ディレクターとしての専門知識より、夢や意欲を持っていることの方が重要です。お客様の先にいるエンドユーザを笑顔にさせるべく、熱意を持って仕事に取り組める人に、ぜひ参画していただきたいと思います。

 

(インタビュー実施:2021年3月)