安野周太郎 | 株式会社ライクバード : 株式会社ライクバード

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MEMBER INTERVIEWメンバーインタビュー

安野周太郎

取締役・エンジニア

はじめに、ライクバードでの立場と仕事について教えてください。

安野:エンジニアで取締役です。創業時から参画しています。

ライクバードに参画した経緯を教えてください。

安野:前職で知り合った片岡代表が、ライクバードを創業する時に誘われて参画しました。

聞き手:ライクバード以前の仕事についても教えてもらえますか。

安野:前職はWebシステム開発などを手掛ける会社に勤めていました。新卒で入社したその会社で片岡代表と出会いました。仕事上の接点はなかったのですが、社内で見かけると雑談を交わす間柄でした。その会社を辞めてから、大学時代の合唱サークルで舞台監督に似たことをやっていた関係で、仕事として舞台監督にチャレンジしました。数ヶ月でやめてしまったのですが、プロジェクトマネジメントとは職務的に近いものがあるので、今の業務に役立っているかもしれません。その後しばらく、個人事業主としてエンジニアをやっていたのですが、英語の勉強が必要だと感じ、仕事を辞めてオーストラリアへ語学留学しました。物価を見誤り、早々にキャッシュが尽きかけたため、急遽バイトを探して、雇ってもらえたのが日本語OKのラーメン屋でした。ラーメン屋で湯切りに勤しんでいた頃、片岡代表から突然の連絡がありました。シンガポールの日系企業の支社でエンジニアを募集しているので行ってみないかとの誘いでした。面接を受けたとき、「ご来星お待ちしております」と言われ、「ご来星」の語感が妙に気に入り、渡星を決めました。

聞き手:「ご来星」が決め手というのは面白いですね! シンガポールでの仕事はどうでしたか。

安野:労働時間が長く、忙しい仕事でした。私は昔から残業は無価値で、やむを得ない場合は相応の対価が必要であると考えています。対価は例えば残業代や代休ですが、その会社には対価のない残業がかなりありました。加えて、従業員に対する認識にも差を感じていたので、2年のビザの更新のタイミングで辞めて、日本に戻りました。ちょうどそのタイミングで、片岡代表がライクバードを立ち上げるということで、誘われて参画することにしました。ただし、当時は今のような立場ではなく、個人として契約していました。会社組織として本格始動したのは今から2年ほど前のことです。

聞き手:個人で関わっていたところから、会社の中心メンバーとして関わるようになり、何か変わりましたか。

安野:前職を離職した時は、会社にいることの煩わしさから独立したのですが、また会社で働く形態に戻ってみて、フリーランスと比べると会議などはやはり増えました。それでも、昔に比べると会議も無駄とは感じなくなり、コストについても考えて行動するようになったと思います。前職の経験もあり、会社が今後大きくなっていっても、メンバーに何かを強制することはせず、それぞれの自由を担保したいと考えています。

聞き手:組織の視点で考えるようになったということでしょうか。

安野:はい。私は以前から企業に所属していても、チームを意識して開発に取り組んだことがあまりなかったのですが、ここ最近は、チームで開発に取り組むことの意義や、チームビルディングの大切さを感じるようになりました。

 

ご自身の、ライクバードでの働き方は、どのような感じでしょうか。

安野:現在は、ライクバードともう一つの会社で、半々くらいのバランスで働いています。もう一つの会社もシステム開発の会社で、そちらは個人として契約しています。ライクバードでは自由にやらせてもらっているので、これまでの勤務先の中では一番居心地がよいです。

聞き手:ライクバードのエンジニアの人数と、案件ごとの体制はどのような感じでしょうか。

安野:エンジニアは、外部要員も含めて現在10名弱おり、常時数件の案件に平均3〜4名のチームで取り組んでいます。案件の種類は、保守も新規もあり、お客様の業種なども様々です。お客様の希望で古い基盤や技術のシステムをそのまま保守することもありますが、最近はクラウドへの移管ができるものはしていくようにお客様に提案しています。できるだけ保守工数を削減するように開発することを心がけています。

聞き手:エンジニアの働き方はどんな感じでしょうか。

安野:オフィスはありますが、行かなくてよいことになっており、現在は全員が完全リモートワークで働いています。案件ごとにチームを組んでいますが、作業分担しているので、働く時間などは個人の都合で決めています。個人の裁量に任されているので自由度は高いです。

聞き手:完全リモートワークで仕事はスムーズに進むのでしょうか。

安野:自分の都合に合わせて働けることは良いのですが、完全リモートワークで離れているため、チームとしての一体感が作りづらいと感じる時もあります。そのため、今後はチームビルディングにもっと力を入れていく予定です。例えば、チームメンバーがバーチャルルームに集まって一緒に仕事をしていて、わからないことがあれば雑談で気軽に聞けたり、個人の進捗をメンバー間で密に把握して進捗状況に応じて割り振りを臨機応変に変えるなど、チームとしての仕事の効率や密度を上げていきたいと考えています。

 

ライクバードはこれからどうなっていくのでしょうか?

聞き手:会社の拡大や新分野へのチャレンジなど、今後に向けた方針や取り組みがあれば教えてください。

安野:引き続き、お客様からの様々な要望に応えて色々な仕事にチャレンジしていきますが、それとは別に、自社開発の新規事業を立ち上げ、事業の柱を作っていきたいと考えています。自社開発の場合はすべての工程を自分たちで手掛けることになり、保守性を考慮した開発手法をとることなども可能です。受託開発だけではなく、誇れる事業を自分たちの手で創りたいと考えています。

聞き手:組織風土などへの取り組みについて、構想はありますか。

安野:先ほども言った通り、チームビルディングに力を入れて取り組んでいく予定です。一人でやっていると知識も偏りますし、進捗などの計測を意識して行えない場合もあります。チームビルディングを強化することによって、チームメンバーの知識共有が進み、全体として生産性が上がると考えています。また、メンバーの満足度を上げることもできると思います。人数が増えて会社の規模が大きくなっていくほど、チームとしての一体感が希薄になっていくと思いますので、理想的なチームのあり方を模索していきたいと考えます。

 

今後、どのような方にライクバードに参画していただきたいですか。

聞き手:また、入社を希望する方へのメッセージがありましたら、お願いします。

安野:エンジニアには一人で活動してきた人が結構いますが、ライクバードではエンジニアのチームビルディングをさらに強化して、一人ひとりに負荷がかかりすぎないようにしていきたいと考えています。そのため、チームとして仕事を進められる人たちに加わってもらいたいと考えます。チームメンバーと協力・協働するという意識は必要ですが、一方で人任せにはしない、自立性とチームへのコミット意識の両方を持った人を望みます。

聞き手:新規事業に携わる人材についてはどうでしょうか。

安野:それも必要で、積極採用していきたいと考えています。AIなどの技術を活用した新規事業を検討していますが、専門知識やスキルを持ったエンジニアが不足しているので、そのようなエンジニアにぜひ参画していただきたいです。AI、機械学習のほか、インフラの自動化やクラウドの知識を持ったエンジニアも大歓迎です。

聞き手:新メンバーが新規事業に携わる場合、どのような関わり方になるのでしょうか。希望すれば新規事業のメンバーになれますか。

安野:はい。意欲を持ったメンバーを歓迎します。新規事業については検討途上にあり、メンバーやお客様とともにこれから作り上げて行こうとしています。そのため、事業創造そのもののプロセスに積極的に関わっていただける方を募集します。

(インタビュー実施:2021年3月)